HOME | 社会福祉法人しらゆり会 | 地域貢献活動について

地域貢献活動について ―地域における公益的な取組―

社会福祉法の改正に伴い、社会福祉法人の公益性・非営利性を踏まえ、地域における公益的な取り組み(地域貢献)が責務規定とされ、地域の実情に応じた福祉ニーズに対応するサービスを、積極的に提供するように努めなければならないとされており、しらゆり会においても、社会福祉法人として地域の中で本来の役割を果たすため、法人の持つ資源を活用し、これからも積極的に地域に貢献する取り組みを行なっていきます。

施設を活用した地域住民との交流

施設の開催する秋祭りなどの行事を地域の方々にお知らせし、バザーや打ち上げ花火等を行う事により、利用者と地域住民の方々との交流を行っています。
クリスマスシーズンになると施設前の土手に植えられている木々に、盛大にイルミネーションの飾付を行っており、地域住民の方々はもちろんの事、施設近くの道路や新幹線、東広島・呉自動車道からも良く見えるため、大変好評をいただいております。
 

施設・車輌・備品の貸し出し

在宅の高齢者等に対して、施設で保有している車いす、ベッド、各種福祉機器の無料貸し出しを行っております。車いす・ベッド等の貸し出し希望時には、その利便性を考慮し、施設職員により搬入・設置・撤収までを行います。
必要に応じて在宅の高齢者の家族に対して、福祉車輌(リフト車・車いす対応車輌)を燃料代実費にて貸し出しも行っており、地域で開催される行事で使用される目的で、法人の所有するテント・バザー機器等の無料貸し出しも随時行っております。
 

地域住民の災害時・緊急時の避難場所

 平成24912日付にて東広島市と「災害時における福祉避難所の設置運営に関する協定書」を締結し、受け入れ人数16名までとして運用を行っています。緊急性が非常に高く迅速な安全確保が必要な時には、家族、居宅介護支援専門員、民生委員等と協議・連携の上で、短期入所でも受け入れを行っております。
 

実習生・ボランティアの育成及び活動

 国家資格取得に向けての実習や次世代の介護の人材を育成するためにも、法人としても積極的に実習生やボランティアの受け入れを行っております。交通が不便な実習生などには宿泊できる設備を設けており、低額な料金にて泊まり込みでの実習も可能となっております。主な実習の受け入れとしては、介護福祉士・社会福祉士養成実習、介護支援専門員実務者研修、退院調整看護師養成実習、管理栄養士・栄養士臨地校外実習、教職員免許法による介護体験実習等の受け入れを行っております。また、近隣の小中学校からも「職場体験」や「福祉教育」の一環として、学童・学生の受け入れも行っております。
 ボランティアの受け入れについては選任の担当者を配置しており、クラブ活動、誕生会、レクリエーション活動等で、日常生活に対する意欲向上を図っており、近くに広島大学がある事からも、広大生からの参加希望も増えております。
 

地域活動への参加

 近隣小学校からの招待により運動会へ見学に出向いたり、地区敬老会に招待があれば出席したりと、地域との関わりを保てるような取り組みを行なっております。また、定期的に開催される地区自治協・地区民協の会議などに出席したり、地域サロンへ出前講座として職員の派遣を行ったり、小中学校へも福祉教育の授業として職員の派遣も行っております。
 

地域住民から相談

 地域を包括し共生社会を目指していく上で、高齢者の問題・課題だけに限らず地域全体を見据えた取り組みを行なう必要性からも、日頃より地区民生委員・自治協との連携に努め、生活ニーズを抱える高齢者やその家族の実態把握など、居宅介護支援事業所(在宅介護支援センター)を中心に相談を行っており、母体施設が特養である事からも24時間、365日相談受付が可能で、緊急性が高い場合は法人として何らかの福祉的サービスを提供したり、必要があれば関係・専門機関へ速やかに紹介・連携を図っております。