令和6年度基本方針
令和6年度から令和8年度までの中期的経営計画
・全国的な傾向として想定外の重大災害や様々な感染症の蔓延、介護、看護人材不足等、法人の安定した経営を阻害する多くのリスクが存在している。そのような状況を乗り越えて持続可能な法人運営を行える組織体制と財務体制を堅持する。
令和6年度 基本方針
1)社会福祉法人として
地域に必要な社会福祉法人で在り続ける為に必要な行動と情報収集に努める。
2)施設として
新型コロナウイルス感染症のみならず全ての感染症の対策に万全を期す為に必要な知識と経験を積極的に積み重ねていく。
3)在宅として
利用者の安定した在宅生活をサポートする為に関係する全ての人達との情報共有と臨機応変な対応を心掛ける。
(ア)事務所
新型コロナウィルスが5類に移行し元の生活に戻りつつあるが、感染への危険性は高い状態が続いている。利用者のQOLと安全を最優先に考え、地域の感染状況を把握しながら感染予防を徹底し、面会、地域交流、外出行事などその時の状況に応じて最善の方法を考えながら実施していきたい。また、部署内で活発にコミュニケーションをとる事により「風通しの良い環境を作る事」「介護人材の確保・定着・育成」できるように、多様な働き方を選択できる体制を整えていく事を目標とする。
(イ)広域型特養
利用者については、笑顔でやさしい声掛けを意識しながらゆっくりと関わり、穏やかに生活されるよう支援する。また、一人一人の状態を把握すると共に職員間で情報の共有に努め、日々の様子観察を行う。いつもと違うと思った時はすぐに報告し、早期に対応する。職員については、報告・連絡・相談をしやすい雰囲気づくりを目指すことで働きやすい職場を作る。併せて、他部署との交流を図る事で意見の言いやすい環境を作り、しっかりと連携をとっていく。感染症については、勉強会に参加し、感染しないよう、持ち込まないよう注意し、蔓延を防げるように努めていきたい。
(ウ)地域密着型特養
御利用者一人ひとりの心身の状態を考慮し、日頃から寄り添う気持ち・尊重する気持ちを大切にしながらコミュニケーションを取り、安心した生活の場となる様に、より良い環境作りに努めて行く。又、レクリエーションや様々な活動を通して楽しみを持って頂き、生活機能の維持・向上に繋がるよう努める。職員については、全体の情報の共有はもちろんの事、各棟での「報告・連絡・相談」 や他部署との連携をしっかりと行う事で、誰もが気持ち良く円滑に業務を行い専門性が高く、質の良い介護が行えるよう努める。感染症については、引き続き感染予防対策の意識を持ち御利用者が安心して生活が出来るように努めて行く。
(エ)ショートステイ
各種関係サービス事業所と連携をとり、情報共有をしっかり行いながら御利用者本人と御家族が安心してショ-トステイを利用できるようサービス提供を行っていく。
(オ) 医務室
新型コロナウイルス・インフルエンザ等の感染症に対してはワクチン接種の実施、感染予防対策の徹底をする。入苑者に対しては、定期的な採血、健康診断により状態を把握する。感染・転倒などが発生した場合は、主治医、各関係機関と連携を密にとり、情報共有を徹底する。入苑者においては、安心して苦痛のない穏やかな生活を維持出来る様に医療業務を行う。
(カ)栄養士・調理
感染症予防・食中毒予防の為有資格者としての自覚を持ち、基本的な概念を基に手洗い・うがい・手指消毒をはじめとしマニュアルに沿って衛生管理に努める。また、利用者の方々の楽しみ『食』への関心が高められるように、作業優先にならないように、思いやりを持って丁寧な盛り付けや適温給食に努めると共に、各々や他部署とのコミュニケーション・連携を図り、「報・連・相」の徹底を行い、入苑者の変化を見逃すことが無いようにする。仕事中には私語を慎み、災害時には体験することであろうライフラインの大切さを今一度鑑み、物品(食器・器具を含む)の取り扱いに注意して大切にする。そして、皆さんに穏やかに過ごして頂ける生活の場となる様に努力する。
(キ)グループホーム
少人数ならではの家庭的で落ち着いた雰囲気の中、認知症が穏やかになり、安定した生活が送れるよう、ご利用者個々に合わせた支援に努める。また、生活がしやすい環境を整え、ご利用者が、毎日、笑顔で、安心できる生活の場を提供する。職員においては、お互いを認め尊重し合い、自分の意見を出し、得意とする事が発揮できるよう職場作りに努めると共に、チームとしての力を高めていく。また、業務中の職員同士の声掛けを行う事でのミスの削減、及び、スムーズに業務が遂行できるよう「報告・連絡・相談」を怠りなく行い情報の共有化に努める。ご家族の方に関しても、安心して頂ける様、緊急時の電話連絡は勿論、現在行っている面会時の状況報告、毎月のメッセージカード及び、絵手紙を継続する事で信頼関係が築けるよう努めていく。
(ク)居宅介護支援事業所
4月からの介護報酬改定に伴う、各サービスの内容や算定要件の見直しなどの情報収集に努め、改定内容を正確に把握すると共に、事業所内での勉強会を通じて迅速に対処し、共通認識のもと利用者・家族に対して分かりやすく説明することで、安心してサービスを利用できるよう努めます。また、地域においても、近隣住民の方々を対象とした介護者教室や、出前講座を開催する事により、介護方法や介護予防、介護者の健康づくりに関する知識や技術を学んでいただく事で、地域の福祉力を上げ、連携を強化する事により、専門知識や技術を地域に還元していきます。同時に、他職種との連携を強化し、総合的なサービス提供が可能な体制を構築する事により協力体制を整備し、質の高いケアマネジメントを実施しながら、利用者に対して包括的なサポートを提供していきます。
(ケ)デイサービスセンター
利用者が住み慣れた場所で安心して過ごせる様、職員が同じ方向性を持ち「ゆっくり・優しく・確実に」適切なケアを行っていく。そのために、利用者・家族のニーズや状態の把握に努め、職員間や関係機関としっかりと情報を共有できるよう、「報告・連絡・相談」やコミュニケーションを密に行っていく。感染症対策については基本的な予防対策を行うと共に、利用者の体調確認・家族との連絡を密に取り感染予防に努めていく。
(コ)訪問看護ステーション
今年度は新型コロナウイルス感染症5類対応にはなっているが、引き続き感染防止に努めながら利用者が安心 安全 安楽に住み慣れた自宅で過ごせるよう援助していく。話を傾聴し、個別性を重視しながらチーム間で報・連・相を徹底してより良い方法を選択していく。又異常の早期発見に努め、各関係機関と連携し適切に対応していく。研修会には引き続き参加し自己研鑽に努めていく。
(サ)訪問入浴サービスセンター
利用者一人ひとりとしっかりコミュニケーションをとって、その人の好み、日々の体調に合わせた入浴とプライバシーに配慮したサービスを行う事で、リラックスした時間が過ごせるようにしていく。また、スタッフ間のコミュニケーションや関係機関との情報共有もしっかりと行ない、安全、安心なサービスを心掛ける。
(シ)ホームヘルパーステーション
利用者が住み慣れた自宅で、困難なこと・どのような援助を望んでいるのか、生活場所を見極め、その人らしい自立した生活を安全・安心して送って頂けるよう支持する。関係機関と連携をとり「報告・連絡・相談」を行い支援に努める。感染症について、感染予防を行い安心して利用していただけるように努める。