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令和7年度基本方針

令和6年度から令和8年度までの中期的経営計画

・全国的な傾向として想定外の重大災害や様々な感染症の蔓延、介護、看護人材不足等、法人の安定した経営を阻害する多くのリスクが存在している。そのような状況を乗り越えて持続可能な法人運営を行える組織体制と財務体制を堅持する。
 

令和7年度 基本方針

1)社会福祉法人として
 複雑化する社会情勢の中でも信頼を得られる法人を目指す。
2)施設として
 様々な感染症の集団感染を防ぎつつ、入苑者の皆様の安定した生活環境を守れる活動を行う。
3)在宅として
 在宅での様々な介護サービスを安定して提供できるよう常に事業所を深化させていく。
 
(ア)事務所
 今もなお感染症への注意が不可欠な状況が続いている。利用者の生活や健康を守るためには継続的な感染予防対策が必要であり、感染症予防マニュアルの見直しや感染予防スキルの向上に取り組みながら、利用者の安全とQOLを最優先に考えた最善の感染予防対策を継続してきたい。また、「介護・看護・医療の連携強化」「業務負担の軽減」「働きやすい環境作り」「人材の定着」これら4つの事を目的に介護記録や看護記録のデジタル化やAIを活用した利用者の健康管理など、ICTやAIの活用を推進していく。そして、これらの目的を達成するためにも、自ら主体的に行動し連携をとることにより円滑なコミュニケーションと情報共有に努めていく。
 
(イ)広域型特養
 利用者の方については、笑顔を忘れず丁寧な言葉遣いで、ゆっくり・やさしく関わっていく。日々の状態の変化を見落とさないよう個々の状態を把握し、情報の共有に努める。異常の早期発見・早期対応を行うことで、安心して穏やかな生活が送れるように支援をしていく。また、利用者の出来る事が増えるようなケアを目指していきたい。職員については、気持ちのよい挨拶を通じてコミュニケーションがしっかり取れ、話しやすい・働きやすい職場を目指す。また、報・連・相は重複しても良いので確実に行う。感染症については勉強会を行い、マニュアルに沿った正しい知識を身につけ統一したケアを行い、感染予防・蔓延を防ぐように努める。
 
(ウ)地域密着型特養
 御利用者の立場に立ち、一人ひとりの感情や個別のニーズを理解し、その人らしく生活が出来る様に支援していく。
その為に、日頃の関わりの中でしっかりと寄り添いながら、尊重する事で安心感を持って頂き信頼関係を築いていく。
また、レクリエーション活動を通して御利用者それぞれの興味のある活動を見い出し、個別のレクリエーションに繋げることで、生活の質の向上や充実感を得る事が出来るようにして行く。また、御家族とのコミュニケーションをしっかりと取ることで、気持ちに寄り添い安心して頂けるようにしていく。職員については、誰に対しても思いやる気持ちを大切に、周囲との連携を心掛け各棟・全体をしっかりと見て状況判断が出来るようにする。日頃から他部署との連携を持ちながら情報の共有を密にしてコミュニケーションスキルを向上させる。感染症については、引き続き感染予防対策の意識を持ち御利用者が安心して生活が出来るように努めて行く。
 
(エ)ショートステイ
 利用者が自宅での生活を少しでも長く送ることが出来、御家族も安心して介護が出来るよう、各種関係サービス事業所としっかりと連携をとりながら、情報共有につとめ安心してショートステイを利用して頂けるよう、サービス提供を行っていく。
 
(オ) 医務室
 感染症に対して、ワクチン接種を実施し感染予防対策を徹底する。入苑者に対しては定期的な採血、健康診断等により状態を把握し、体調の変化、転倒などの発生した場合は、主治医、他部署との連携を密にとり、情報共有を徹底する。
 又、安心して穏やかで苦痛のない生活が継続できるように医療業務を遂行する。
 
(カ)栄養士・調理
 しらゆり会基本方針「ゆっくり・優しく・確実に」に基づき、部署内外で「報・連・相」のしやすい環境作り・情報交換を行って連携を図る。また、適切な栄養管理を行い、入苑者の方々が元気で穏やかに過ごせるように努める。そして、感染症予防・食中毒予防を第一とし、調理器具・調理道具の衛生管理と共に「手洗い・うがい・手指消毒を徹底する。食中毒予防として、基本的な時間配分を守って業務を担い、調理後2時間以内の食事提供と喫食を守る。作業中には、物を大切に扱い、ゆとりを持った行動で節水・節電に努め、美味しく食べて頂けるように思いやりを持った食事作り、適温給食に取り組む。
 
(キ)グループホーム
 固定概念や先入観にとらわれず、利用者の方のありのままを受け入れ、楽しく笑顔で生き生きとした生活が送れるよう努める。又、利用者の方の思いに寄り添いながら、気持ちに共感し「ゆっくり、やさしく、確実に」の気持ちを忘れる事なく、個々に合ったケアを提供することで、穏やかで安心のある日々を過ごして頂けるよう支援を行っていく。職員においては、決められたルールを守り、ご利用者の方に迷惑がかからないようにすると共に、認知症介護のプロとして自覚を持ち、ご利用者の支援に努め業務がスムーズに遂行できるよう「報告・連絡・相談」を怠りなく行い情報の共有を行う。又、研修で学んだ事や日々の業務の中で気づいた事はカンファレンス等で話し合い、一人ひとりのスキルの向上に努める。ご家族の方に関しても、緊急時の電話連絡は勿論、安心して頂ける様、引き続き現在行っている面会時の状況報告、毎月のメッセージカード及び絵手紙を継続する事で信頼関係を築けるよう努めていく。
 
(ク)居宅介護支援事業所
 利用者がこれからも住み慣れた地域で、可能な限り自らのやりたいことや好きなことが選択でき、その人らしい生活がおくれるよう支援していきます。そのためにも、介護保険サービスにとどまらず、地域の社会資源などが、多様な事業所や団体から総合的かつ効率的に提供されるよう援助を行います。また、変化する地域の状況や多様化する個々の課題に対応できるよう、専門性の高い技術など習得する為、外部研修への積極的な参加や、事業所内研修を重ね、質の高いケアマネジメントの提供に努めます。さらに、西条南地域にある居宅介護支援事業所と共同で事例検討会や勉強会を開催し、西条南地域の福祉課題や、介護支援専門員の専門性向上と質の底上げを図っていきます。
 
(ケ)デイサービスセンター
 利用者・家族が共に安心して在宅生活が送れるよう、個々のニーズをしっかりと把握し「ゆっくり・やさしく・確実に」適切なケアを行っていく。その為に普段より、家族・関係機関との連絡を密に取り状態把握に努めていく。職員に於いては「報告・連絡・相談」を密におこない、職員が同じ方向性を持ってケアに当たり、信頼される事業所を目指していく。また、研修の参加・事業所内での勉強会などを通して個々のスキルアップに努め、より良いケアの提供を目指していく。感染症対策については基本的な感染予防対策を行い、利用者・家族・職員の体調の把握に努める事で感染・感染拡大の予防に努めていく。
 
(コ)訪問看護ステーション
 利用者が安心、安全、安楽に過ごせるとともに、家族の不安が緩和し穏やかな在宅生活を過していける様援助していく。利用者・家族とのコミュニケーションを大切にしていく。話しを傾聴したうえで、何が一番最善の方法かを考え関係機関と連携して対応していく。体調面では小さなサインを見逃さず観察する事により早期に対応。自宅での看取りを希望される利用者も多くなっている。ニーズを把握し、利用者家族に寄り添い迅速かつゆっくり看護していく。今もなお、感染症が増加している。引き続き感染予防にも努めていく。
 
(サ)訪問入浴サービスセンター
 利用者が快適に在宅生活を送れるようにスタッフがチーム一丸となって、それぞれの体調に合わせた入浴サービスを行うことで、身体の清潔保持と心身機能の維持を図ると共に、笑顔が増え、安らぎの時間となるようにしていく。その為に関係機関や家族との情報共有を密に行い状態把握に努める。
 
(シ)ホームヘルパーステーション
 利用者の意思を尊重し、住み慣れた自宅・地域で安心して身体能力に応じ自立した日常生活が送れるよう支援を行っていく。関係機関と連携を図り、「報告・連絡・相談」を行い支援していく。訪問介護の提供に当たり、情報伝達・研修への参加を行い、適切な介護技術をもってサービスの向上に努めていく。また、感染予防を行い安心して利用していただけるように努める。